私事で日程変更をさせて頂いた7月のレッスン、ようやく本日行うことができました♪

 

☆オレンジのサヴァラン

☆チュイル・ダンテル

の2品。

両方ともオレンジの香りに溢れたスイーツです。

 

サヴァランは、マクロビオティックスイーツコースの中では唯一のイースト菓子です。

「フランス菓子」では欠かせないお菓子のひとつ。

もう20年前になりますが、パリの料理学校で習ったサヴァランは、とってもあま~くて、衝撃的にラム酒が利いていて、たぁ~~っぷりのクレーム・フェテとベリー類を山のように飾ったものでした。

それが私が今まで食べた中で最高に美味しいサヴァランです。

イースト生地の味も大切ですが、それに増して、甘さとお酒の強さのバランスがとても難しいんだなぁ、とこの時感じたのでした。

それまで日本で食べたことのあるサヴァランは、いまひとつ好きになれなかったのですが、その理由が分かったように感じました。

 

と、思い出話が長くなりましたが、そのサヴァランにマクロビでも是非とも挑戦したかったこともあって、プログラムに組み入れました。

 

でもお酒にそんなに強くない方も多いので、オレンジの果汁とコワントローベースにアレンジ。

 

今の季節にぴったりのさっぱり爽やかなサヴァランに仕上がっています。

全体図

美味しくて使いやすいつやつやナパージュも作りました。

 

もう1品のチュイル・ダンテルのために、グラス・ヴァニーユを準備して、添えて頂きます。

サヴァランとチュイル・ダンテル

チュイル・ダンテルはそれ1品で主役となるものではないけれど、ムースやアイスクリームなどに添えると、1つも2つもグレードが上がってしまう、魔法のスイーツ。

焼きあがると小さな穴が開く不思議にも、科学的な説明を忘れずに。

「現象の理由を知ること」はお菓子作りにとっても大切なことです。

他人様にお出しする時に説明するためではなくて、自分自身のお菓子作りの基盤作りのために。

 

さて次回はシュー菓子のアントルメ サントノレです。

どうぞお楽しみに。

 

 

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