卵を使わないジェノワーズは、丸型で3~4cmの一般的な厚みのある形に焼くのはとても難しいものです。
加熱する段階で空気をしっかりと抱き込んだまま、火が入ってその形状を保ち元に戻らない性質を持つ材料が他にないからです。
ですので、大抵は型や天板で薄く焼いて丸や四角にカットしたものを組み合わせて使います。
(小さいサイズのジェノワーズを仕込みやすいというのは利点でもあるのですが)
だからこそ、ティーダヌファのマクロビオティックスイーツコースでは、この一般的な丸型のジェノワーズに挑戦しています。
インターミディエイトクラスの第4回目にショートケーキを作るときにご紹介しています。
きちんと膨らみます。
そして1㎝厚さのものをスライスして3枚とることができます。
けれどそれでもまだ満足できなくて、合間をみては試作を重ねています。
まだまだもっと良い状態の生地にできるはず。
そう信じているのです。
今までその過程は公開しなてこなかったのですが、「これは見てもらいたいなあ~」と思う焼き上がりで、ちょっぴり嬉しくて、アップしちゃいます。
焼き上がりを1cm厚さに3枚スライスしたものを並べた図です。
3枚ともキメが同じようになり、食感も見た目も卵のジェノワーズにかなり近づいたように感じられます。
現時点ではベストな仕上がり。
『常にその時点でベスト』を自分自身に課して、引き続きこれからも研究を続けます!
きっとこれからも何度も失敗して凹むだろうことはわかっているけれど。
それも糧に(笑)
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