慌ただしく迎えたアドヴァンストクラスですが、今年の栗の不作というまさかの事態にも負けず、受講生のみなさまにはご好評を頂いて、ホッといたしました。

 

木曜日に続き、金曜日クラス、土曜日クラスとも無事終えることができました♪

 

≪金曜日クラス≫

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モンブラン用の口金で、自然な造形に絞り出すのは結構難しいものです。

 

口金は思っているより離して真上から、落とすようにして絞り出します。

まずジェノワーズの周囲に一周絞り出したら、その上に重ねていくように絞り出します。

 

途中で口金を動かすスピードと絞り出す力のバランスが少しでも崩れると、クリームの流れが変わってしまいます。

力加減が変わらずに、口金を動かすスピード落ちたり、止まってしまうと、クリームが着地した時に滞ってカールしてしまいます。

スピードだけがアップするとクリームが切れてしまいます。

 

また、同じスピードで進んでいるのに、絞り出す力が変化すると、やはりカールしたり太くなったり、あるいは切れてしまいます。

 

上に進むにしたがって絞り出す円周も小さくなっていくことも意識します。

 

集中力が大切ですが、力みすぎても上手くいかず、わりと肩の力を抜いたほうがリズムも掴みやすいです。

 

なかなかこの作業がうまくいかない方は、一度こういった物理的なことを理解した上で、イメージトレーニングすると、コツをつかみやすくなると思います。

 

こういったことが分かっていても、絞り終えて側面を見ると中のクリームやジェノワーズが見えてしまっていることが、私にもあります。

そんなとき、「あ~~~見えちゃってる~~~」とがっかりして、失敗で終えるのはもったいないです。

補修を上手にすることで失敗ではなくなります。

完璧に近いボロ隠しの技(笑)を身につけておくこともとても大切なのです♪

スイーツは完成したものを他人様にお出しするわけですから、仕上げの段階でいかに美しくできるかで全然違ってきますよね。

 

私は決して器用な方ではないので、失敗をどうやって隠そうかしら?!と試行錯誤してきました。

 

ティーダヌファの講座では、材料学やレシピ、作り方、スイーツにまつわるお話の他に、私の失敗の果実を、これからもたくさん皆さんにご紹介していきます。

 

≪土曜日クラス≫

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栗の食べ比べのタイミングが各曜日で違ったので、テーブルにのっていたりのっていなかったり。

 

和栗も色々で、今回のハプニングのお蔭で、シロップ煮には向かないものがあることをはじめ、栗に関して様々な発見がありました。

 

自然の恵みの扱いは、画一的にはいませんね。

それぞれ良さが一番出る使い方を身につけて行きたいと思います。

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